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【思考の整理】繊維業界の「今」と「これから」を考える

2025/10/02

日本の繊維業界は、今、大きな岐路に立たされていると感じませんか?
出張先の移動中、ふと窓の外を眺めながら、「このままで本当に大丈夫なのだろうか」と、漠然とした不安を感じました。


「大量生産・大量消費」という、これまでのビジネスモデルが限界を迎えていることは明らかです。

原材料費が高騰する一方で、商品価格は下げざるを得ない。

更に人手不足も深刻な中、このままでは、現場も、そして会社も、疲弊していくばかりです。

数十年変わらないやり方では、利益を生み出すことが難しい時代になりました。

つい先日、ユニチカが繊維事業からの撤退を発表しましたが、これは他人事ではありません。 

規模の大小に関わらず、いつか限界が来るかもしれないという危機感は、多くの人が感じているのではないでしょうか?

でも、私たちはこのままでいいのでしょうか?


「諦め」のその先に何があるのか



「もう、仕方ない」「うちの代で終わりでいい」という声が聞こえてくることもあります。 

しかし、本当にそうでしょうか?

あなたたちが築き上げてきた事業には、そこで働く従業員やその家族、そして、その事業を必要としてきた人々の生活が繋がっています。 

「誰にも迷惑をかけていない」と思うかもしれませんが、未来の働き手や後世に大きな負債を残してしまうかもしれません。

「生き残る」ためには、変化が必要です。 

そして、その変化のためには、時にはプライドを捨てる勇気も必要だと私は考えます。


プライド(PRIDE)の語源をご存じでしょうか?
ラテン語のprosum(良い)→Prode(利益になる
が由来とされています。

そのプライドは本当に「良い」ことで「利益になること」でしょうか?
  • 「失敗するのが嫌…」
  • 「知らないことを勉強するのが億劫…」
  • 「周囲からバカにされたくない…」
もし、そんな風に感じて、新しい一歩を踏み出せないでいるなら、それは本当にあなたが大切にすべきプライドでしょうか?

本当に「良い」ことならチャレンジすればいいと思います。
諦めるのまだ早いかもしれません。
本当に「利益になること」なら今の稼ぎ方に執着する必要はないかもしれません。

私は繊維に携わる仕事が好きですし、そこで働く方とお話しすることが好きです。
もっとこの業界の企業が長く続くことを心から願っている一人です。

この業界の未来を、一緒に考えてくれる仲間が一人でも増えることを願っています。



「つくる」だけではない、新しい価値の見つけ方



「じゃあ、どうすればいい?」

単純に「生地を売る」だけでは利益が出ない。

でも、あなたの会社には、必ず何か強みがあります。

 それは、長年培ってきた技術かもしれませんし、社員一人ひとりの知識かもしれません。

あるいは、歴史や積み重ねてきた信頼そのものかもしれません。

例えば、

  • 繊維の素材を開発する機械のメンテナンス技術を活かし、他の企業への設備点検などサポート事業を立ち上げる。

  • 職人の持つ特殊な技術やノウハウを、講師や指導役として商品やサービスを提供する。

  • これまで培ってきたネットワークを活かして、人材紹介などの新しいビジネスの橋渡し役になる。

「モノを売る」だけでなく、あなたの会社が持つ**「リソース(強み)」**を活かして、新しい価値を生み出す。

 今こそ、その発想の転換が必要な時なのではないでしょうか。



一人で悩まないで、まず話してみませんか?



「でも、具体的に何をすればいいか分からない」「何から手をつけたらいいか分からない」

もし、そんな風に感じている方がいらっしゃれば、ぜひ一度お話を聞かせてください。

私自身も、今も悩み、考え、行動する「未完成」な人間です。

だからこそ、一緒に未来を考えるお手伝いができます。

今ならまだ、何かを試し始める余裕があるかもしれません。
あなたの会社が持つ可能性を、一緒に見つけ出しましょう。

まずは、私と話してみませんか?

 

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