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判断するのに1年半!?あなた大丈夫?会社の可能性を狭める考え方

2026/03/19

「メールは必ずCCに入れて」という一言が、口癖になっていませんか?

経営者や経営層がボトルネックになり、30万円の予算に1年半かかった実話から、組織の停滞を招く「フィルター」の危うさを紐解きます。
必要なのは過干渉ではなく、社員を信じて
「判断の型」を渡す勇気。
自走を目指す組織への処方箋をお届けいたします。


社員の経験と機会を奪っていませんか?

これを読まれている経営者や経営層の皆さんはこんな風に社内で伝えていませんか?

  • 「何かあったら、一旦わたしに確認して」
  • 「念のため、メールはCCに入れておいて」
  • 「勝手に進めずに、一度こちらに投げて」

メールは多い人であれば一日に100件近く。
これにCCが入ると200件以上なんてこともあるのではないでしょうか?

わたしはそんなにメールを読めません。。。笑

皆さんはどうでしょうか?


この「一旦わたしに」というブレーキが、実は現場の熱量を奪い、組織のスピードを殺しているかもしれません


「失敗」を奪うことは、「経験」を奪うこと


これって「子育て」に似ているな、と思うんです。

子供が何か新しいことを始めようとした時、


  • 「あ、それ失敗するな」
  • 「危ないな、転ぶな」

そう思うと、親はつい先回りして手を出したくなりますよね?

でも、そこで手を出してしまうと、子供は「どうすれば転ばないか」を学ぶ機会を失います

痛い思いをすることも含めての「経験」なのに、その大切な成長の種を、親が摘み取ってしまうことになる。


会社も、これと全く同じです。

「わたしが言った方が正しいし、確実だ」

その気持ちは、本当によく分かります。


あなたは経験も豊富だからこそ、経営者をされているのですからもちろんそうだと思います。

でも、社長がすべてをコントロールしようとすると、社員は「自分で考えること」をやめてしまいます


  • 「どうせ最後は社長が直すんだから」
  • 「社長の正解を当てるのが、僕たちの仕事だ」

そんな空気が現場に流れた瞬間、その組織の成長は止まってしまいます。


社長という「フィルター」が可能性を絞り込む

ここで、一度立ち止まって考えてみてほしいことがあります。

それは、社長自身が「組織のボトルネック」になっていないかということです。


すべての案件が社長が考え、意見をだし、社長の「フィルター」を通してしか世に出ない。

一見、品質が保たれて安心なように見えますが、実はこれ、すごく恐ろしいことだと感じることがあります。

なぜなら、その会社の可能性が、「社長一人の想像力の範囲内」に絞り込まれてしまう可能性があるからです。

社長のフィルターに合わないものは、たとえ現場が熱意を持っていても、世に出る前に消えていく。

本来なら会社の新しい柱になっていたかもしれないプロジェクトが、判断する経営層という細い口(ボトルネック)を通れずに、日の目を見ないまま死んでいく。

これこそが、組織にとって最大の損失だと思いませんか?


30万円の予算に、1年半かかった理由

ある組織での実例です。

現場から「新しい商品を試作したい」という前向きな提案がありました。

予算は30万円。製造業としては、決して大きな金額ではありません。

ところが、その予算が通るまでに、なんと「1年半」もかかってしまいました。


理由は
、「一旦、わたしに確認を」というルール。


すべての情報が決裁権者のところで止まり、社長のフィルターを通過するために何度も修正を繰り返しているうちに、時間だけが過ぎていきました。

1年半後、ようやくGOサインが出たとき、絶好のタイミングを失い、流行からは取り残され、担当者の情熱はなくなっていました。


結局失敗することもなく(そもそも挑戦すらできていない)現場には「社長に言ってもどうせ無理だ」という経験だけが残ったのです。
その発起人の優秀な社員はその後早々に転職しその会社を離れていきました。

社長もしくは判断する経営層がボトルネックになることで、プロジェクトだけでなく、社員の「情熱」まで潰してしまった例です。



経営者の仕事は「口」ではなく「型」を出すこと

もちろん、お金がかかることなら判断は必要です。

無駄金を使うわけにはいきません。

出来るだけ損しない方がいいに決まっています。


だからこそ、社長がやるべきなのは「やり方(How)」を教えることではなく、

「判断のルール(フォーマット)」を作ってあげることです。

「わたしを納得させろ」ではなく、

「この項目が埋まっていれば、わたしはその日に判断する」

など、土俵だけを整えて、あとは自由に走らせてあげる。

  • Why(なぜやるのか): 会社の未来にどうつながるのか?目的など

  • What(何を成し遂げるか): 最終的なゴールは何か

  • 予算とリスク: いくらかかり、何がリスクとして考えられるか?

この「判断の型」が現場と経営層で共有されているだけで、ボトルネックという「詰まり」を解消し、スムーズに流れる「関門」に変わります。



「やり方(How)」は現場に任せればいいのです。


「アフリカのことわざ」に「早く行きたければ、一人で行け。遠くへ行きたければ、みんなで行け(If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together.)」という言葉があります。

だから、現場に任せた方がきっと遠くに行けるんじゃないでしょうか?



あなたがワクワクする未来のために

これはわたしの理想になってしまうのですが。。。


社長の役割は、現場のちいさな可能性の火消しをすることではないと思っています。

社員が自分の足で走り、失敗し、そこから社長の想像を超える結果を持ち帰ってくるのを信じて待つことではないでしょうか?

社員がつけた火がどんどん大きくなる様をただ見守ることではないでしょうか?


「自分が知らないところで、面白いことが次々起きている」


そんな状態になったとき、会社は社長の器を超えて、大きく伸びていくのではないでしょうか?


そして、空いた時間で、あなたはもっと「未来のこと」を考えられるようになるはずです。


もし、「自分自身がボトルネックになっているかもしれない」と不安を少しでも感じたら、まずはその違和感を言葉にしてみませんか?

わたしのホームページでは、製造業の経営者・後継者の方を対象に、無料相談を受け付けています。

組織の「滞り」を解消し、社長の想像を超える未来を一緒に見つけていきましょう。


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