
AIに頼む時、「やらないで」と伝えていますか?
繊維の仕事では当たり前の前提条件が、AIになると抜けがち。
4つを入れるだけで出力の精度が変わります。
まずは一つ、試してみてください。
「その情報、AIに入れましたか?」
その方、最近いろんなセミナーに出ていて、自分でもAIを使い始めているそうです。
ある日、その美容師さんが商品のコンセプトをAIに考えてもらって、いいアイデアが出たから仕入先に持っていったそうです。
でも、仕入先から「これは無理です」って言われたそうなんです。
「え、なんで?」と私が聞いてみると。
実はその仕入先はこの美容師さんに、「こういうラベルは扱えません」「この加工はできません」という条件を、もともと伝えていたそうで。
「それ、AIに入れてましたか?」と私が聞くと、
美容師さんは「あ……入れてなかった」と。
知っていたはずの条件が、AIに投げる時には頭から抜けていた。
この話、実はよくある「あるある」だと思っています。
仕事では当たり前のことが、AIになると抜ける
もし、新人スタッフに仕事をお願いするとき、皆さんはきっと丁寧に説明しますよね。
自然と、背景や条件を伝えるものですよね?
でも、AIになると急に、その「背景」を伝えることを忘れてしまう。
慣れないものに向き合うとき、人間はどうしても「まずやってみよう」になりがちで。
普段の仕事では当たり前にやっていることが、ジャンルが変わるとスポッと抜けてしまう。
それは誰にでもあることだと思います。
私はしょっちゅうです…

繊維の仕事で例えるならば
私が長く関わってきた繊維の仕事で例えてみます。
例えば・・・
産地・仕入先によって、得意なものとそうでないものがあります。
また会社により所持している織機や編機が異なります。
こういう組織が得意、この工場はこの素材しか扱えない、この糸番手じゃないと作れない、など。
そういう前提条件を知らずに「こんな商品作れますか?」と問い合わせると、お互いの時間を無駄にしてしまう。
AIも、まったく同じ構造だと私は思っています。
前提条件を入れずに投げると、的外れなアウトプットが返ってくる。
それはAIが悪いんじゃなくて、こちらの伝え方の問題なんです。

何を入れればいいか?4つだけ覚えてください。
難しく考えなくて大丈夫です。
この4つを最初に伝えるだけで、出力の精度がぐっと変わります。
① やっていいこと
「こういう方向で考えてほしい」「このスタイルで書いてほしい」。
目指したいゴールのイメージです。
② やってはいけないこと(これが今日の本題)
人に対してはなかなか言う機会少ないですよね、「これはやらないで」なんて。
でもAIには言ってください。
「この素材は使わないで」「この表現は避けて」「専門用語は使わないで」。
これを入れるだけで、やり直しが激減します。
③ 誰に届けるか
同じ内容でも、相手が経営者か新入社員かで言葉は変わりますよね。
「読む人は誰か」を伝えると、トーンや難易度が自然と合ってきます。
④ 最終的に欲しいアウトプット
「提案書の形にして」「箇条書きで3つにまとめて」「メールの文章にして」など。
ゴールの形を先に伝えると、そこに向かって考えてくれます。
この4つ、実は仕事の依頼でも同じことをやっていると思いませんか?
AIだから特別に難しいわけじゃない。
伝え方の基本は、人間相手と変わらないんです。

「前提条件って、何を入れればいいかわからない」という方へ
AIが使えない理由は、スキルではなく「伝え方の構造」の問題かもしれません。
また、「AIって結局、何を入れれば動くの?」という感覚は、こちらの記事でも整理しています。
「一人で試してみるより、誰かと一緒に整理したい」という方へ
AIへの伝え方、前提条件の整理、自社ではどう使えるか?
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