
「AIは信用できない」という経営者と話して、私が感じたこと。
問題はAIではなく、最後の意思決定を誰がするか。
繊維・紙業界の経営者に向けて、ツールとしてのAIとの付き合い方を考えます。
「AIは信用できない」という経営者
先日、ある業界の経営者の方と話す機会がありました。
現場に近い仕事をされている方で、
なんとなく「AIって使ってますか?」と聞いてみたんです。
返ってきた言葉は、こうでした。
「全く使わないです。信用できないので。」
「信用できない」の中身を聞いてみた
なぜですか、と聞くと、
先日報道された、あるプロ野球チームの監督のお子さんが
AIに相談して、家族間で大きな問題になったニュースの話をされました。
「だから信用できないんです」と。
その気持ち、わからなくもないです。
AIが関わったことで、誰かが被害を受けた。
そのニュースを見たら、怖くなるのは自然なことだと思います。
ただ、私は心の中で「もったいないな」と、正直思いました。

本当の問題は、AIじゃない
実は、この方スマートフォンなどの最新ガジェットがかなり好きな方です。
そして、いつもとても忙しそう。
日々営業やマネジメント、経営と活躍されている方だと思います。
だからこそ、「もったいない」と感じるのです。
最新のガジェットはすぐに取り入れる。
でもAIだけは全否定。
なんか、極端だなと感じました。
じゃあ、なぜ問題が起きるのか?
それは AIのせいじゃなくて、AIとの付き合い方の問題なんです。
「やるかやらないか」を決めるのは、最後まで人間です。
AIに相談して、AIが「こうしろ」と言ったからやりました。
でも結果が悪かった。
それは、AIのせいでしょうか?
違うと思います。
やると決めたのは、人間です。
実は、私自身も経験がある
これ、偉そうに言える話じゃないんです。
私自身、AIを普段から使う中で、
ある時期、気づいたことがありました。
メールの文面も、提案書も、ホームページの文章も。
「AIが大丈夫って言ったから、これでいいか」
が続いていた時期があったんです。
明らかに間違ってはいない。
でも、気づいたら自分で決断できなくなっていた。
「最近、自分で考えてないな…」
そう気づいた瞬間、意識的に止めました。
AIに頼りすぎて、自分で決められなくなっていたんです。
意思決定だけは、絶対に手放してはいけない
今は、こうしています。
下書きや整理はAIに任せる。
それだけのことです。
スマホと同じです。
地図アプリが「右に曲がれ」と言っても、
危ない道だと思えば曲がらない。
判断するのは、人間です。

Googleで検索しても、Instagramを使っても、
知らないうちに情報を渡している。
AIだけが特別に危ないわけじゃない。
人間がはじめて火を使った時もそうだったはずです。
でも今、火なしで生きていける人はいない。
怖いのは道具じゃなくて、知らないことだと思います。
私もAIのすべてを知っているわけじゃない。
でも、一つだけ言えることがあります。
GoogleをはじめAI企業は今、セキュリティに最も細心の注意を払っています。
企業向けのGoogle Workspaceでは、データ保護の管理機能も細かく用意されています。
気になる方は、Googleが公式に公開している情報を読んでみてください。
▶︎ 個人向け:Geminiアプリのプライバシーについて
▶︎ 法人向け:Google WorkspaceとGeminiのセキュリティ管理について
知らないから怖い。
それだけで使わないのは、もったいない。
使い方と、最後の判断を誰がするか、の話です。
特に経営者の方に、伝えたいこと
私がいろんな会社さんを訪問して、
最近ひしひしと感じることがあります。
経営者がAIやITを学んでいるかどうかで、会社全体の動きが、大きく変わる。

社員の誰かが頑張って勉強しても、
経営層が「情報漏れたらどうする」「よくわからない」と言えば、
会社は動きません。
私が以前勤めた会社でも、まさにそうでした。
先入観だけで判断するのは、本当にもったいないと思っています。
人が減っていく時代に、
一人ひとりの負担が増えていく中で。
使える道具を使わない選択が、本当に正しいかどうか。
それを決めるのも、人間です。
AIは、あくまで「サポートツール」
AIが何かをやらかした、という話が出るたびに、
「だからAIは怖い」という声が出ます。
でも、包丁で誰かが傷ついたからといって、料理をやめる人はいない。
道具の使い方と、最後の判断。
そこだけは、人間が持ち続ける。
それさえ守れば、AIは間違いなく、
あなたの仕事を楽にしてくれるサポートツールです。
そんな方に向けて、bridgeではいくつかのサポートをご用意しています。
まずは話を聞いてみたいという方には、D:デジタル相談室。
月1回の訪問とチャットサポートで、「何から始めるか」を一緒に整理します。
AIやGoogle Workspaceを基礎から体験したい方には、E:AI・デジタル基礎研修。
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あなたの話を聞きながら、頭の中を一緒に整理します。