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AI活用の前に必要な「データ整理」の話【繊維業界向け】

2026/05/28


食材がなければ、料理はできない。AIも、同じです。
繊維・紙業界でAIって実際何に使えるの?初心者向けに使える7つを一覧でお伝えします。
「自動化」に踊らされる前に、今やるべき準備とは?


「結局AIで、何ができるの?」

最近、経営者さんと話す中で、よく出てくる言葉です。

確かに、できることは多い。

でも、なんでもできるわけじゃない。

今日は、現時点での私の考えをお話しします。
繊維・紙業界で、AIって実際に何に使えるのか?
そして、使う前に知っておいてほしいことをお伝えします。


「AIって何でもできる」は、半分正解


AIに対して、こんなイメージを持っていませんか?
  • 「指示すれば、なんでもやってくれる」
  • 「自動で、いろいろ考えてくれる」
半分は、合ってます。でも半分は、違います。 

AIは魔法じゃない。

使い方と、食材が必要です。

繊維・紙業界で、まず使えること7つ

では、具体的に何ができるのか?私が実際に使っていて、また現場の皆さんの業務を見ていて『これは使える』と思うものを並べます。
初心者向けの入り口として参考にしてください。

①メール・文章の作成
「〇〇の件でお礼のメールを書いて」と指示するだけで、下書きを作ってくれます。
送る前に自分で確認・修正すれば十分。
文章が苦手な方には、特に助かります。

②ブログ・SNS投稿の下書き
伝えたいことを箇条書きで渡せば、文章に整えてくれます。
ゼロから書くより、はるかに早い。

③リサーチ・情報整理
「〇〇について教えて」と聞けば、概要をまとめてくれます。
ただし、情報の正確性は自分で確認が必要です。

④資料・スライドの構成案
「〇〇についてのプレゼン構成を考えて」と伝えれば、見出しと流れを出してくれます。
→ただし、業界的にプレゼン資料が必要な場面は個人的には限定的だと思っています。

⑤画像生成
InstagramやSNS、ブログ、HPやパンフレットなどに使う画像を作れます。
写真の代わりに使える場面は、意外と多い。

⑥議事録作成
会議の議事録を音声で録音、文字おこししたり、会議のメモを入力して作成したりすることが出来ます。
議事録作成の時間は短縮ができます。

⑦壁打ち・アイデア整理
「こんなことを考えているんだけど」と話しかけると、整理を手伝ってくれます。
一人で悩むより、ずっと早く前に進めます。

 
正直に言うと、初心者向けにはこれくらいです。
意外と少ないですよね。
プロンプト(指示文)の精度によってもちろん結果は大きく変わります。
これらを使い慣れてくると、もっとできることが増えます。

私自身も、今では自分で業務用のアプリを作れるようになって、できることの幅がぐっと広がりました。
頭の中のアイデアが形になるのはすごく楽しいですし、予想以上のアプリができることもあります。
 
でもそこに辿り着くまでには、時間と経験が必要です。
まずはこの7つから触ってみてください。

ちなみに、最近作ったのは領収書の写真をスマホでとり、Googleフォトにアップロードして、それを読みこませると弥生会計に入力するためのCSVデータで出力してくれるアプリです。
経費入力の時間は1/4程度まで短縮されました。


 

自作した領収書自動入力アプリの使用画像

「自動化」という言葉に、踊らされないで


SNSや動画でよく見かけます。
  • 「AIで業務を自動化!」
  • 「AIで仕事が10分の1に!」
でも、
よく見ると、自動化されているのはリサーチや資料作成、SNS運用がほとんど。
繊維・紙業界の現場で必要な仕事とは、大きく異なります。

私自身、今も繊維・紙業界での「自動化」をいろいろ試行錯誤中です。
自動化できることは、確かにあります。
ただ正直に言うと、前提条件があるんです。
自社のデータが整っていること。業務の流れが言語化されていること

この土台がない状態では、どんなに優れたAIを使っても自動化は難しい。
データのない冷蔵庫に、どんな料理人を連れてきても同じです。

先週のGoogle I/Oでも、AIエージェントと呼ばれる自動化AIが身近になる発表がありました。
その波は確実に来ます。
だからこそ、今から土台を作っておくことが大事だと思っています。

それでも、今から準備だけはしておいてほしい


「じゃあ、うちにはまだ早いか」

そう思った方、ちょっと待ってください!
AIで自動化できることが少ない今だからこそ、やっておくべきことがあります。

頭の中にあるものを、少しずつ言葉やデータにしておくこと。

料理の話に戻ります。
今は料理できる食材が少ないかもしれない。
でも、冷蔵庫が空っぽのままでいいわけじゃない。

AIが本格的に使える時代になったとき、食材(データ)がある会社とない会社では、スタートラインが全然違います。
  • これまでの商売のデータ、
  • ベテランの頭の中にある経験や判断基準。
  • 「なんとなく」「いい感じ」
数え上げるときりがないですが、これらを今のうちに言葉にしておくことが、数年後に大きな差になります。

 

食材がなければ、料理はできない


AIを普段の業務に取り入れている経営者さんと話す機会がありました。
その方と話していてこんな言葉が出ました。

「結局、自社にデータがないと、AIは動かない」

まさに、そうなんです。
どんなに腕のいいシェフでも、食材がなければ料理はできません。
AIも同じです。

「こんな料理を作って」と言っても、
冷蔵庫が空っぽなら、作りようがない。 

「何から始めればいいか」がわからなくて当然です。


「データ化が大事なのはわかった。でも、具体的に何をすればいいの?」

正直、これが一番難しいところです。
自分の「当たり前」は、自分では見えにくい。
だから一人で考えていても、なかなか進まないんです。

そういう方に向けて、bridgeでは「D:デジタル相談室」をご用意しています。

まず話を聞く。現状を整理する。
「うちの会社では、ここから始めるといいですよ」を一緒に見つける。

データが何もない状態でも、大丈夫です。
むしろ、そこから整理するのが私の仕事だと思っています。

 

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