
もしくは、「自分が動けなくなったら…」という不安をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
その不安の正体は、会社の重要事項が特定の人の「頭の中」にしかないからです。
あなたやあの人の「頭の中」を「書き写す」ことだけで、知識は一人の経験から会社全員の資産に変わる。
属人化脱出の第一歩は、「暗黙知のデータ化」です。
1日10分のデータ化で、将来のAI活用のための土台作りを始めてみませんか?仕事は順調に回っているけど…
皆さんは毎日、どんな思いでお過ごしですか?
売上は安定している。
仕事もなんとか回っている。
でも、ふとした瞬間に、こんな不安が頭をよぎることはありませんか?
「もし、あのベテラン社員さんが辞めてしまったら……」
「もし、自分が病気で動けなくなったら……」
私は繊維業界に15年身を置き、今は紙業界の現場へもお伺いしています。
そこで感じるのは、多くの現場が「その人しか知らない知識(暗黙知)」で、なんとか保たれているという危うさです。
「この注文、いつもどう受けてたっけ?」
「この加工の注意点は?」
こうした大事な情報が、誰かの記憶の中にだけあって、他の人には見えない。
その人がいなくなった瞬間に、仕事のやり方がわからなくなる。
この「情報の断絶」こそが、経営者の皆さんが抱える不安の正体ではないでしょうか?
なぜ「FAX」の話になると、話がこじれるのか?
この問題を解決しようとITコンサルなどの専門家に相談すると、決まってこう言われます。
「まだFAXを使っているんですか? まずはデジタル化しましょう」
しかし、これが現実とのズレを生みます。
繊維や紙の業界では、受発注の大半がいまだにFAXです。
どれだけこちらが「メールにしてほしい」「アプリに入力してほしい」と願っても、相手がやり方を変えてくれるのは至難の業。
ここで多くの経営者さんが、「うちはデジタル化なんて無理だ」と諦めてしまいます。
でも、ちょっと待ってください。
問題なのは「FAXという道具」ではなく、「FAXで届いた情報を、紙のまま放置していること」なんです。
紙のままファイリングするだけでは、その中身(知識)は目に見えない形で眠り続け、結局、それを処理する「誰かの頭の中」にしか残りません。
もちろん検索もできません。昔の資料をひっくり返して見つけるのに半日…なんてこともあるかもしれません。
これでは、いつまで経っても属人化からは抜け出せません。
相手は変えられない。でも「自分たちの処理」は変えられる。
であれば、こう考えてみませんか?
「相手のやり方は変えられない。でも、自分たちの受け取り方は変えられる」
自分たちがコントロールできることに集中するんです。
FAXという「相手の都合」は、そのままでいい。
でも、その紙に書かれた中身を、自分たちの手元でスプレッドシート(もちろんExcelでも可)やwordなどのテキストに「書き写す」。
たったこれだけの作業で、一人の頭に眠っていた「記憶」が、会社全員で共有できる「データ(共通の資産)」に変わります。
紙を眺めて「あの人しかわからない」と頭を抱える時間は、もう終わりにしましょう。
なぜ、今「データ」として残す必要があるのか?
そもそも
でも、今データを「貯蓄」しておくことには、大きな理由があります。
将来、いざAIを入れようとした時にデータが空っぽだと、そこで立ち止まってしまうことになります。
手元に「過去の蓄積(データ)」がないと、AIやITツールを導入しても効果を発揮しません。
いざという時にゼロからデータを作ろうとしても、膨大な時間と労力がかかり、結局、変革を諦めてしまうことになるからです。
だから、まずは毎日10分でもいいので、届いた情報を「書き写して貯める」習慣を作ること。
それが、誰かが辞めても揺るがない、未来への一番確実な投資になります。
データ蓄積例①:まずは「10分だけ」書き写してみる。
日付
カテゴリー(出荷や発注など関するテーマ)
相手先
「自分だけが知っている」一言メモ(例:このお客さんは午後の方が連絡がつく、など)
これだけで、あなたの頭の中にあった「宝物」が、会社の「資産」に変わり始めます。
※イメージ例①

「たったこれだけでいいの?」と思うかもしれません。
はい、これだけで十分です。
まずは「記録が残っている」という安心感を、自分自身にプレゼントしてあげてください。
データ蓄積例②「あの人に聞かなきゃ」をゼロにする、魔法のQ&A
もう一つ、おすすめの「貯蓄」があります。
それは、現場でよくある質問やトラブルの対応を、そのままメモに残しておくことです。
カテゴリー
どんな会社から
どんな時に
どんな内容の連絡が来たか?
それに対して、どう判断して動いたか?
これをQ&A形式で残しておくだけで、あなたの「経験」が、会社の「マニュアル」に変わります。
※イメージ例②

例えば、「A社さんは金曜の午後に無理な注文を言ってくるけれど、実はこの運送会社を使えば解決する」といった、長年やり取りをしたベテランの人しか知らない「解決のコツ」。
これがデータになっていれば、もし担当者が休んでも、誰かが辞めても、会社はパニックになりません。
こうして「判断の根拠」を積み上げていくことが、目的地へ迷わず進むための、最強の「カーナビ」になっていくのです。
仕事の進め方を「カーナビ」で整理する3ステップ
今の状況を整理するために、 一度「旅行」に例えて考えてみましょう。
皆さんも初めての旅行先に車を運転して向かうとなったら、 まずはカーナビをセットしますよね?
この考え方を、今日から仕事に取り入れてみてください。
目的(方向性):どこへ向かうのか?
例:従業員が17時に笑顔で帰れる工場にする
目標(通過点):いつまでに何を達成するか?
例:3ヶ月以内に、請求書を全て電子化してペーパーレス化する。
手段(方法):どうやってそこへ行くか?
例:まずは毎日10分、得意先の住所録をスプレッドシートに打つ。
今の皆さんの仕事は、とりあえず車を走らせているけれど、 この「目的」や「目標」が曖昧になっていませんか?
そして、目的地を決めることと同じくらい大切なのが、車を動かすための「ガソリン」です。
ガソリン(データ)を用意しただけでは、何もかも解決するわけではありません。
しかし、いくら最新の高級車(システム)や高性能なカーナビ(AI)を導入しても、ガソリン(データ)が入っていなければ、車は一歩も動きません。
まずは「頭の中」を吐き出すことから
もし、1日に10分の時間も取れないなら。
それは、目の前の作業にリソースを奪われすぎているサインかもしれません。
目的地へ向かうためには、 今抱えている荷物を少し「削る」必要があります。
しかし、一人で「目的」を決めたり、 「何を削るか」を判断するのは難しいものです。
だからこそ、一度、外の人間に 「頭の中」を全部吐き出してみてください。
現状を整理し、頭の中の情報をデータに変えることで、「まず何を目指し、どう進むべきか」 という地図が見えてきます。
また
そんな時は、まずは無料相談から気軽に私とお話ししてみませんか?
また、弊社では、月額料金での「壁打ち」として、 あなたの横に座り、一緒にカーナビの設定をお手伝いすることもできます。
頭の中の絡まった糸が整理されると、「これならできる!」 と、脳内が賑やかに、ワクワクしてくる。
気合いや誰かの頑張りだけで押し切るのではなく、 目的地までのルートを、一緒に考えてみませんか?
社長、その「現場仕事」…やりたくてやってるわけじゃないですよね?
「誰もいないから、自分がやるしかない」夜遅くの事務所。 静まり返った社内で、一人黙々と伝票整理をした
相手の『できない』に合わせると、そこがあなたの『限界』になる。共倒れを防ぐために考えたいこと。
少し、厳しい話をさせてください スポーツの世界で考えてみてください。本気で勝ちに行こうとしているチー
AIは「魔法の杖」じゃない。最高の一皿を作るための「レシピ」を、私たちと一緒に書きませんか?
皆さん、こんにちは。bridgeの山本です。先日、東京で開催されたAIエージェント博の展示会に行った